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気になった事を記事にしています。

江戸時代の食事は1汁1菜!?回数は2回!?その訳とは

一汁一菜

 

江戸時代の食事って
どんなんだったか


気になったこと
ありますか?


昔の食事だから、
ご飯に味噌汁、


おかずの純和風食じゃ
ないのかな?


と思うのですが、
その江戸時代の食事が


ダイエットにも
良いのではないか?


と注目されて
いるのです。


1汁1菜1汁2菜
といった江戸時代の食事。


食事回数やその量も
気になるところですね。


そんな江戸時代に
さかのぼって、


食事文化について
調べてみました。


ダイエットのヒントに
なるかも!?

 

江戸時代の暮らしから紐解く食事の量とタイミング

 


現代では1日3食というのが
定番になっています。

 

個人差があり、朝は食べない
という人も増えていますし、

 

ダイエットのため、
夕食は食べない

 

という人もいますね。


でも、一般的には
1日3食です。


この1日3食というのは
実は、江戸時代に始まっ
たのです。


それも江戸時代の中期
始まった
と言われています。

 

それまでは1日2食が
普通だったというのです。


朝早く起き、
一仕事終えたあとに朝食、

 

夕方ごろに
遅い昼食を食べる

 

というのが庶民たちの
生活だったようです。


なぜこの時期に2食から
3食に変ったのでしょうか?


大きな理由として
2つあげられます。



【明暦(めいれき)の大火をきっかけに】


1657年
に江戸では
「明暦の大火」と呼ばれる
大火事が起こったのです。



多くの建物が焼け崩れて
しまったので、

 

その復興のために、
地方から多くの職人たちが
集まってきました。


肉体労働をする
職人たちにとっては

 

1日2食ではおなかが
すいてたまりません。

 

そこで、江戸のあちこちに
屋台や飯屋ができ、

 

外食産業が発達してきた
といいます。


朝は家でご飯を食べ、
昼食にはおにぎり持参
という人も多かったのです。

 

そしておにぎりだけでは
足りないときには、

 

屋台で「イカ焼き」や「てんぷら」などを
買って食べたといいます。


そして夕食は、
残ったご飯にお茶をかけた
お茶漬けが定番という感じでした。


このころから、晩酌をする人、
夜食を食べる人もでてきて、

 

屋台からお惣菜を買って
食べる人も増えてきたのです。


 

 

【菜種油の普及】


1日3食になった
もう一つの理由としては、

 

菜種油の普及
あげられます。

 

ん?
菜種油の普及と食事と何の関係が?
と思った人もいるでしょう。

 

江戸時代中期から、物流もよくなり、
菜種油が
多く出回るようになり、

 

手に入りやすくなったのです。
この菜種油は照明用の油です。



下層階級では
行燈(あんどん)」と呼ばれる

 

明かりを使っていたのですが、
菜種油が手に入らないと

 

夜は暗いので、
早く寝るしかなかったのですね。


それが菜種油が普及してきて、
行燈が使えるようになると、

 

夜も長くなり、
1日の稼働時間が長くなるので、

 

必然的に1日3食
食べるようになってきたと言います。


遠い昔の江戸時代のお話ですが、
なかなか興味深い内容でもありますね。

 

 

 

江戸時代の食事は今よりたくさん!?
驚きの米消費量には理由があった。


ところで、江戸時代の食事のって
どのくらいだったのでしょう?


お米の消費量がとっても
多かったと耳にしました。


お米の消費量、実は、
成人男性は1日に5合のお米を
食べていたというのです!

 

これにはビックリですよね。
そんなにたくさん??

 

それには理由があるのです。

 

江戸時代の庶民の食卓って
どんなものだったのでしょう?

 

そこにヒントがありそうです。

 

江戸時代の食事は、
超シンプルでした。

 

ご飯に味噌汁、
そして漬物。

まさに「一汁一菜
なのです。

 

質素ですよね。

 

なので、ご飯を多く食べるしか
なかったとも言えます。

 

ご飯は朝に1度だけ
炊きます。


江戸時代には保温性のある容器は
ありませんで
したから、

 

お釜で炊いたご飯は桶に
入れておかれ、

 

朝だけは炊きたての
温かいご飯が食べられました。


昼はおにぎりだったり、
冷や飯にちょっとしたおかずです。


魚や肉類などは
お昼ご飯に食べられていました。

 

そして夜はその冷や飯にお茶をかけて
お茶漬け。

 

どうしてもご飯がメインになり、
多く食べる習慣になってしまったのですね。


おかずは野菜中心だったり
お豆腐や納豆、豆の煮ものなどが多く、

 

超ヘルシーって感じですよね。
ダイエットにはもってこいかもしれません。



また味噌や漬物、納豆などの
発酵食品は腸内環境も整えてくれるので、

 

健康に良い食事
というわけですね。


しかし、白米の量が多いご飯には、
一つデメリットもありました。

 

それが「脚気」です。


ビタミンB1の不足によって
起きる病気なのですが、

 

白米だけではなく、玄米や麦、
雑穀を混ぜて食べるとそれを
防ぐことができます。

 

 

 

まとめ


江戸時代の食事について
みてきました。

 

なかなか興味深い
内容でしたね。

 

1日3食という習慣ができたのも
この時代であり

 

屋台や食堂などの外食産業が
始まったのもこの時代だったのです。


ヘルシーなメニューを
食べていたと考えられますが、

 

どうしても栄養の偏りも
ありますよね。

 

またご飯の食べすぎは、
現代では糖尿病なども心配されます。


江戸時代の食事がダイエットに
良いかなと考えている方も、

 

栄養のバランスを考えた食事を
とるように心がけたいものですね。