「新そば」はいつから食べられるの?夏7-8月、秋10-12月
最近の若い人たちは洋食系が好きな子ばかりかと思いきや、「お蕎麦」にはまってる子もいるんです。
こうしたものも一つの出会いで、誰かに連れてってもらったお蕎麦屋さんで食べたお蕎麦がおいしかったので、
蕎麦好きになったっていうこともよくある話ですね。
ところで、お蕎麦にもなにやら「新そば」というのがあって、それがおいしいというではないですか。
私もお蕎麦は好きな方なので、さっそく調べてみました。
「新そば」って何か?
「普通のそば」と何が違うのか?
食べられる時期って決まってるのか?
さらには関東圏でのおいしいお店まで紹介していきますよ。
新そばのそば粉はある時期だけ?!販売のタイミングは地域で異なる
新そばっていうのは文字通り新しいそばなのですが、さらに詳しく見ていきましょう。
新そばというのは、収穫されたばかりのそばです。
この新そばにも「夏そば」と「秋そば」があるのです。
秋そば
そばは昼夜の寒暖差が10度以上、最高気温が25度以下の環境でよく育ち、またおいしい蕎麦ができます。
秋そばは夏の7~8月に種をまき、10月から12月に収穫するものです。
タイミングがよければ、大みそかの年越しそばにこの秋にとれた新そばが食べられる可能性も大きいですよ。
この秋に収穫される新そばが「秋そば」と呼ばれ、また「秋新」ともよばれています。
秋のそばはそばの実の旨味がぎゅーっと詰まっていて、香りよく味わい深くなります。
こちらの秋そばは本州や九州、四国などで収穫されたものが使われています。
夏そば
夏そばは日長反応が夏向きの品種です。
4~5月に種をまき、7~8月に収穫されます。
これが「夏そば」で「夏新」とも呼ばれます。
先にも説明したように、蕎麦は昼夜の寒暖差が大きい、最高気温が25度以下という環境が良く育つというのですが、夏でその気温ってあまりないですよね。
もちろん品種にもよるわけですが、夏そばは、夏でも比較的気温が高くない北海道産が多いようです。
太陽の恵みをたっぷりと吸収した味わいのそばが味わえます。
夏そばと秋そばでは、風味や味も少し違ってきて、これも人の好みによってどちらが好きかは変わってきますし、収穫される地域も違ってくるのですね。
新そばを味わいたいなら、夏なら7~8月、秋なら10月から12月をめどに探してみてくださいね。
新そばはなぜおいしいか?
新そばは文字通り、とれたての蕎麦ですよね。
収穫してから、乾燥し、脱穀します。
それが「玄そば」と言われていて、常温でも劣化しやすいものになります。
この玄そばをさらに粉にするのですが、粉にするとさらに酸化しやすく、味も落ちてしまうわけです。
なので、新そばは収穫したばかりのものを乾燥脱穀、製粉という過程をへて、新鮮なものをお蕎麦にするので、味が落ちるうことなく、おいしいのです。
どこで新そばを食べられるの?関東で行っておきたい名店をご紹介!
それでは、その新そばはどこで食べられるのでしょうか?
もちろん、お蕎麦屋さんになるわけですが、関東圏でもおいしいお店を紹介しましょう。
土家(つちや)
関東は東村山市にあるこの「土家」というお蕎麦屋さん。
食べログで、全国のお蕎麦屋さんの中でも人気1位のお店です。
https://bit.ly/3vWPZXb
お店は古民家で、風情のある雰囲気の中でおいしいそばを味わうことができます。
おそば単品でも良いのですが、このお店のおススメは「季節のそば懐石」。
なので、行くならぜひとも懐石料理を楽しんでほしいですね。
写真を見ているだけでも、とっても幸せな気分になれるので、実際にお料理を食べたらもっと気分が良いでしょうね。
玉笑(たまわらい)
東京は明治神宮前に位置する「玉笑」というお蕎麦屋さんです。
まさに行列ができるお店と言った感じで、予約なしで行くと待ち時間が長いです。
普通の民家かな?と思えるような建物で、看板もないので、知る人ぞ知るというお店なんですよね。
お蕎麦がおいしいからこそ、行列ができるわけで、お蕎麦の他にもお料理がありますよ。
こちらも雰囲気のよいお店なのでお蕎麦をゆっくりと楽しんでください。
浅草じゅうろく
お蕎麦だけではなく、お寿司や他の和食も楽しめるお店です。
お寿司の都内無料デリバリーもあるとか。
でもお蕎麦は行って食べるのがおいしいですよね。
落ち着いた雰囲気のお店で大切な人とゆっくり味わってみてください。
そば処 やしお
都心からちょっとはなれて栃木まで足を運ぶと出会えるこのお店。
北海道産のそば粉と那須のきれいな水を使ってできるお蕎麦は、細目でもこしがあって、香りのよいお蕎麦です。
また「クルミだれ」という独特のたれをつけていただくおそばが絶品だとか。
一度は行ってみたいお蕎麦屋さんですね。
まとめ
お蕎麦の中でも、やっぱり「新そば」が風味がありおいしいのですね。
お蕎麦通の方たちは、すでにご存じで、この新そばを味わうために、あちこちのお店を探しているのかもしれません。
夏そば、秋そば、どちらもおいしいのですが、個人差もありますので、自分の味覚に合うものに出会えると良いですね。
新そばがでるタイミングを逃さず、おいしくいただいてください。